怖い年間行事

第116話「エイプリルフールの怖い話」

4月1日・・・。エイプリルフールに私の身に起きた恐ろしい出来事を話そう。 私は、親友のメグミにどっきりを仕掛けることにした。メグミには付き合って3年になる彼氏・タツマ君がいる。その彼氏と私が実は浮気してるという嘘をついてみようと思った。ちょ...
家の怖い話

第115話「家鳴り」

ミシミシッきしむような音。家の柱に不自然な力を加えたような音。念願の一軒家を中古で購入。引っ越して以来、この音に悩まされている。初めは気にかけていなかった。引っ越す前は幹線道路の目の前だったし、騒音には慣れているつもりだったのだ。ところが、...
怖い話

第114話「座敷わらし」

・・・おぉ、ぼん。遊びにきたんか。そんなところに立ってないで、こっちにおいで。ばあちゃん、この頃、めっきり目が悪くなってしまってね。もっと近くに来ておくれ。・・そう、おいでおいで。・・え?また、話を聞かせて欲しいんか?そうかい、そうかい。じ...
やってはいけない遊び

第113話「だるまさんが転んだ」

「だるまさんが転んだ」お約束の掛け声とともに僕は振り返った。夕暮れ前の神社の境内は、一面朱色に染まっていた。学校帰り、小学校のクラスメイト6人で、おいかけっこやかくれんぼをして、最後に「だるまさんが転んだ」をして帰ろうという話になった。「だ...
家の怖い話

第112話「青い屋根の家」

その絵には、不思議な魔力があるようだった。青い屋根の家を描いた油絵。家は雑木林に囲まれていて、二階の窓辺に女性がたっている。何の変哲もない絵だ。凝った技巧も味わい深さもそれほどない。同じ大学の学生が描いたものと言われても信じてしまうだろう。...
ショートホラー

第111話「ぞろ目」

大学の時の同級生に、人並外れたツキを持っているFというヤツがいた。そいつは、とにかく運がよかった。パチンコをやれば大当たり、競馬をやれば万馬券を当てる、麻雀をやれば役満を連発するといった感じだった。本人がスキルを磨いているわけではなく、Fは...
ショートホラー

第110話「302号室」

警察関係者には心霊体験をする人が多いという。僕の叔父さんのKさんは県警の刑事だった。これは、そんなKさんから聞いた怖い話だ。Kさんは、殺人事件の捜査を担当していた。陰惨な殺人現場を見ることはしょっちゅうだそうだ。若手の頃は、悪夢にうなされる...
ショートホラー

第109話「路地に立つ人」

私の家は最寄り駅から歩いて15分ほどのマンションです。最短距離で行くには、住宅街の路地を何度も曲がらないといけません。電灯もあまりない裏路地ですから、日が落ちた後はひとけもほとんどなくなり、仕事で帰りが遅くなった時は、自然と早足になってしま...
家の怖い話

隣人にまつわる怖い話 #108

「あら、Sさん」・・・しまった。鉢合わせないように時間をずらすよう気をつけていたのに、その日は運悪くゴミ出しの時に隣のNさんと出くわしてしまった。「おはようございます」精一杯の笑みを浮かべたけど、頬は緊張でひきつっていた。私は、Nさんが苦手...
ショートホラー

第107話「バレンタインの怖い話【贈る編】」

明日は2月14日。私の運命の日。今年は初めてチョコレートを贈ろうと思う。クラスの男の子だけじゃなく女子にも渡すつもりだ。私は、明日を境に生まれ変わるのだ。今までは暗くジメジメとした毎日だった。教室の隅で1日中誰とも話すことなく、存在しないよ...