ショートホラー

アパート・マンションの怖い話

【怖い話】純粋悪 #121

なぜか同じマンションで不審な死が続く・・・。「あそこには何かある」にわかに噂が立ち、やがて心霊スポットが生まれる。埼玉県にあるHマンションも、そうだった。高速道路近くにできた新しい分譲マンション。できて一年と経っていないにも関わらず何人もの...
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第120話「めがね橋」

軽井沢近くの碓氷峠という場所に、めがね橋と呼ばれる橋がかかっている。昔は鉄道として利用されていたそうだ。ある時、僕は、恋人とのドライブデート中にたまたまめがね橋を見つけ、立ち寄ることにした。少し離れた駐車場に車を停め、橋のたもとまで歩いた。...
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第111話「ぞろ目」

大学の時の同級生に、人並外れたツキを持っているFというヤツがいた。そいつは、とにかく運がよかった。パチンコをやれば大当たり、競馬をやれば万馬券を当てる、麻雀をやれば役満を連発するといった感じだった。本人がスキルを磨いているわけではなく、Fは...
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第110話「302号室」

警察関係者には心霊体験をする人が多いという。僕の叔父さんのKさんは県警の刑事だった。これは、そんなKさんから聞いた怖い話だ。Kさんは、殺人事件の捜査を担当していた。陰惨な殺人現場を見ることはしょっちゅうだそうだ。若手の頃は、悪夢にうなされる...
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第109話「路地に立つ人」

私の家は最寄り駅から歩いて15分ほどのマンションです。最短距離で行くには、住宅街の路地を何度も曲がらないといけません。電灯もあまりない裏路地ですから、日が落ちた後はひとけもほとんどなくなり、仕事で帰りが遅くなった時は、自然と早足になってしま...
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第107話「バレンタインの怖い話【贈る編】」

明日は2月14日。私の運命の日。今年は初めてチョコレートを贈ろうと思う。クラスの男の子だけじゃなく女子にも渡すつもりだ。私は、明日を境に生まれ変わるのだ。今までは暗くジメジメとした毎日だった。教室の隅で1日中誰とも話すことなく、存在しないよ...
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第105話「バレンタインの怖い話【もらう編】」

今年もバレンタインの季節が近づいてきた。この季節になると、どうしても思い出してしまう記憶がある。中学校2年生の時。クラスメイトにT君という生徒がいた。日本人離れした彫りの深い顔をしていて他校にファンクラブまである男子だった。T君は、モテるの...
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第104話「癖」

私の、4歳になる一人娘の初音には、困った癖があります。人に向かって指を差すのです。それだけならまだいいのですが、指を差した後、「悪い人」と言います。言葉を覚えたての子供がやることとはいえ、されて気分のいいものではありません。初音の癖のせいで...
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第102話「落し物」

「おとしましたよ」女性の声に振り返った。だけど、誰もいない。気のせいかな・・・。そう思って、しばらく歩くと、再び、「おとしましたよ」振り返るがやはり誰もいない。暗い夜道を歩いていた時だったので、私は怖くなって、走って逃げた。足が痛くなるまで...
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第101話「階段の怖い話」

その日、私は物音で目が覚めた。寝室の窓の外は、マンションの廊下だ。その廊下の方から音は聞こえてきていた。カツ・・・カツ・・・カツ・・・。耳を澄ませてみると、その音は階段を上っている音のようだった。だが、私が住んでいるのは14階だ。階段を使っ...