ショートホラー

第15話「ゴミ屋敷」

これは俺が中学2年の時に体験した怖い話。ある日、俺は修学旅行の費用1万6千円が入った封筒を間違ってゴミ箱に捨ててしまった。親父が、すごい厳しい人だったんで、正直に言えなくて、母親にそれとなくゴミをどうしたか尋ねると、すでにマンションのゴミ集...
ショートホラー

第14話「母の日」

私が中学2年生の時、母が交通事故にあった。その頃、私は反抗期真っ最中で、母とは毎日、喧嘩ばかり。私が悪いのはわかっていたが、どうしても謝ることができなかった。そこで、私は「母の日」に、カーネーションに「ありがとう」のメッセージカードを添えて...
怖い仕事

危ない求人 #013

これは俺が大学生の時の話。大学のサークル仲間と居酒屋で飲んだ帰り、時刻はすでに深夜を回っていたと思うが、大学にあるサークルの部屋で飲み直そうという話になって、5人で話しながらだらだらと大学に向かって歩いていた。俺が通っていたのは田舎の国立大...
山の怖い話

いらない山 #012

その山を訪れたのは、私がフリーライターになって7年目のことだった。某県某町にある駅を降りて、バスで揺られること1時間半。人家の数がだんだんと減りはじめた頃、「登山道入口」というバス停に到着した。バスを降りた瞬間、蝉時雨が耳に痛かった。樹木の...
アパート・マンションの怖い話

向かいの部屋 #011

私が数年前まで住んでいたマンションは東向きで、通りを挟んだ向かいのマンションは西向きだったので、ベランダ同士が向き合うように建物が建っていた。私が住んでいたのは単身者向け6階建てマンションの4階の角部屋で築年数が浅くオートロック。女の一人暮...
ショートホラー

第10話「るすばん」

「誰か来ても、絶対にドアを開けたらダメよ」お母さんは、最後に念を押して出かけていった。昔、お世話になった人が病気で倒れたという報せを受けて、急に泊まりがけでかけつけることになったのだ。お父さんも出張で明日のお昼まで帰ってこないから、今日、花...
怖い話

第9話「ビデオレター」

社会人になって3年目の誕生日。実家の両親から、小包が送られてきた。封を開けてみると、中にはDVDが。不思議に思いながら、プレイヤーで再生してみると、実家の庭に立つ両親の姿が映し出された。理由があって地元を離れ都市部の女子大に進学した私は、そ...
ショートホラー

第8話「転校生」

僕が小学校5年生の時の春に、サトル君は転校してきた。サトル君は、色白で目鼻立ちがはっきりした顔をしていて、たちまち女子生徒の注目を集めた。しかし、それがおもしろくない男子生徒からはたちまち目をつけられてしまった。人気者の男子生徒たちが毛嫌い...
ショートホラー

第7話「デジャブ」

仕事休みの日曜日。私は、リフレッシュするため運動着に着替えてランニングをすることにした。雑誌編集者として働き始めて7年。男社会の中でつぶされぬよう日々戦い続け、心身ともにだいぶ消耗していた。気晴らしのため、いつもとは違うコースを走ることにし...
ショートホラー

第6話「ホームレスの預言」

私が中学生の時、通学路の陸橋下に奇妙なホームレスが住み着いていた。骨が見えそうなほどガリガリに痩せていて、髪なんてボサボサに伸び放題だったので、見た目はまるで仙人のようで、いつも上半身裸で地べたに座り込んで、ボソボソと独り言を喋っていた。彼...