怖い話

怖い話

【怖い話】旧友からの電話

Dと話すのは17年振りだった。中学を卒業して以来だ。ある日の夜、仕事から帰って自宅のソファで休んでいると、知らない番号から電話がかかってきた。それがDだった。「久しぶり」17年振りに声を聞いたにも関わらず、すぐにDとわかった。子供の頃の絆は...
アパート・マンションの怖い話

民泊の怖い話

これは民泊がまだ世間から今ほど注目を集めていなかった数年前に、Oさんが体験した怖い話。Oさんは、当時大学生で、同じ大学に通う彼氏がいた。その彼氏というのが、パチスロにはまってバイト代を全部使ってしまうようなダメ男だったけど、なんとなくズルズ...
学校の怪談

【怖い話】放課後の密談

Tさんは中学の教員歴15年のベテランだ。ある日の放課後、担任をつとめるクラスの教室前を通りかかると、女子生徒2人が顔を寄せ合ってヒソヒソと話し込んでいるのが見えた。聞いたら悪いと思いながらも、2人のただならぬ様子につい足を止めた。「飛び降り...
人怖

【怖い話】愛しているのに

「私がどれだけタカシを愛しているかわかっているの!」金切り声をあげて彼女はいった。「・・・うん」私はそう言うしかない。彼女の手には包丁が握られている。玄関に続く廊下を塞ぐように立っているので逃げられない。へたに動けば刺される。彼女の目がそう...
怖い仕事

【怖い話】花屋怪談

Mさんは、小さい頃から花屋を営むのが夢で、35歳の時に勤めていた会社を辞めて、念願だった小さな花屋をオープンさせた。お店は、最寄り駅から歩いて15分くらいある閑静な住宅地にあり、立地条件に恵まれているわけでは決してなかったが、オープン初日の...
アパート・マンションの怖い話

【怖い話】アラーム

ジリリリリリ・・・!!けたたましいアラームの音がして、枕元のスマホに手を伸ばす。まどろんだままアラームを切ろうとするが、一向に鳴りやまない。おかしいなと思ってふと気がついた。こんな音のアラームを設定した覚えはない。ハッと覚醒してスマホを確認...
SF

【ショートホラー】陰口のない国

「なんびとも、本人のいない場で、陰口を言ってはならない」突然の「陰口禁止法」の成立に日本中が驚いた。違反した人は罰金2,000円の過料を支払わねばならず、適用範囲は、現実社会のみならず、オンラインも含まれた。この法律ができた背景は諸説あり、...
アパート・マンションの怖い話

【怖い話】同じ部屋

Oさんが便利屋稼業を始めたのは、35歳の時だった。それまで勤めていたIT関連の仕事を脱サラして、一念発起して起業した。右へ倣えの組織で働くのが辛くなって、自分らしく働きたいと思ったのだ。はじめの方こそ売上があがらなかったが、誠実に仕事をこな...
SF

【怖い話】仮死451

妻と娘が、私の遺体を前にすすり泣く声が聞こえる。「どうして」「お父さん・・・」2人の嗚咽を聞くにつれ、申し訳なさが募る。娘の涙が、私の頬に落ちてきて、たまらず叫び声をあげたくなる。身動きはできず、私には何もできない。しかし、実は、私はまだ死...
ホテル・旅館の怖い話

伊豆の温泉宿の怖い話

これは会社員のSさんが、奥伊豆の温泉宿で体験した怖い話です。その温泉宿は、伊豆の山深い場所にありました。宿までの道は車一台分の細道しかなく、知る人ぞ知る温泉宿という触れ込みでした。宿の売りはなんといっても温泉で、すべての客室に源泉掛け流しの...